まず、二次資料による調査からインタビューの計画を始めます。二次資料とは、データベース検索、出版された書籍やレポート、インターネット検索、業界誌などで簡単にアクセスできる公的なデータです。二次調査を行うと、フォーカスグループやアンケート調査、経験から得た信頼性の高いインサイトが得られる専門家へのインタビューなど、一次調査からしか得られないテーマを素早く特定することができます。
上記は、「インテリジェンスフレームワーク」の例です。行動を取るために必要な知識の種類を、インタビューの質問に抽出することができます。
プロジェクトをマクロレベルで捉え、必要なものを左側の「インテリジェンステーマ」に分解し、右側の列で具体的な質問に変換します。このような問いを抽出するための方法論は、ポーターの5フォース分析やSWOT分析(強み、弱み、機会、脅威)などの典型的なものを含め、数多く存在します。
ガイドを完成させる際には、二次調査によってすでに答えが得られている質問は削除し、残った質問は、単純な「はい/いいえ」のどちらかで回答を得ないように、自由形式にすることをお勧めします。できるだけ多くのインサイトとディスカッションを促すことが大切です。
質問を組み立てるときは、中立的で偏りがないようにします。インタビューの目的は、専門家から客観的な意見を収集することであり、あなたが考えている仮説やビジネスアイデアが正しいものであり、追求する価値があることを説得することではありません。
質問内容は、第三者の秘密保持契約や証券取引法に抵触しないことが重要です。どんな内容でも専門家に聞いて構いませんが、専門家が法的に情報を漏らしてはいけない領域に不用意に踏み込まないようにしましょう。
大手事業会社の従業員と市況の話はできても、その事業部門の現在の業績について話すことはできません。業績に関する情報は、セキュリティ規制や雇用契約などによって保護されています。目安としては、業界の一般的な傾向、ベストプラクティスに関する専門家の見解、業界における代表的な事例などを尋ね、専門家の会社での対応について具体的に質問することは避けましょう。
インタビュープランやインタビューガイドの作成など、事前の綿密なプランニングにより、専門家へのインデプスインタビューは、賢明な意思決定とビジネスの前進に必要なインサイトを与えてくれるでしょう。
『有識者インタビューマスターガイド』(全12ページ)では、事前準備から当日のインタビューの進め方まで、インタビューで適切なインサイトを獲得するための方法をさらに詳しくご紹介しています。
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